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✅パッケージエンジニアを目指すなら何をすればいい?

お疲れ様です。管理人のはやとです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回はパッケージングエンジニアを目指すなら何をすればいい?についてお話しします。

✅こんな人におすすめの記事です

  • パッケージングエンジニアの具体的な仕事の内容を知りたい
  • パッケージングエンジニアになるために何をすればいいか知りたい
  • パッケージングエンジニアの将来性を知りたい
  • パッケージングエンジニアの企業に就職、転職を考えている

✅簡単自己紹介

僕は先日このようなツイートをしました。

パッケージングエンジニアとはどういったお仕事?

「パッケージングエンジニア」とは、シンプルに言うと

✅「パッケージを設計する人」のことです。

パッケージには大きく3つの役割があります。

1. 商品を魅せる
2. 商品を伝える
3. 商品を守る

です。
これらの役割を果たせるように、構造を考えたり素材を選んだり、パッケージデザイナーや製造部門と話し合って仕様を決めているのがパッケージングエンジニアのお仕事です。

✅パッケージデザイナーとは何が違う?

担当する会社や人によって違いがあるので、業務範囲をひとくくりに言い表せないですが、
一般的なところで説明すると、

パッケージデザイナー: 完成形の全体構想
パッケージコンセプトの決定
グラフィックデザイン
(魅せる、伝える)→クリエイティブ的要素が強い

パッケージングエンジニア: パッケージデザイナーの構想案を具現化する
強度やコストを考慮した素材を選定する
→エンジニアリング要素が強い

つまり、パッケージの役割である「商品を守る」これがパッケージエンジニアの主なお仕事になります。

また、携わる業種によっては、業務がめちゃくちゃ多い場合があります。

  • 落下試験
  • 高温高湿保存試験
  • 振動試験
  • 衝撃G値評価
  • 材料環境試験

これはほんの一部で、細かいところではまだまだたくさんの試験があったりします。

✅どうしてこのような試験を行う必要があるのか?

設計したパッケージが工場で生産されて、消費者に届くまでにはたくさんのルートがあることを想定しなければならないということです。

✅はるばる海を渡ってくる商品
一例をあげますと、日本で販売されている家電製品のほとんどは海外で生産されたものです。
そうすると、はるばる海を渡って輸送されます。
海外では舗装されていない道をトラックで走ったり、赤道直下の地域をコンテナ船で長時間運ばれたりするんですね。

当然このような悪い環境にも耐えるパッケージの設計をする必要があるわけですが、それを保証するためにいろんな試験を行なって基準をクリアしているのです。

ユーザーの手に商品が渡ったとき、壊れてしまうものが一つでもあれば、それは大問題なのです。
パッケージエンジニアは日々こういった問題が起きないようにパッケージを設計、あらゆる試験評価を行なって安心安全を保証しています。

パッケージングエンジニアになるためには?

パッケージングエンジニアになるための必要な資格は、

✅特になし

です。
なので、誰でもパッケージエンジニアになることができます。
理工系が有利と言われていますが、中学レベルの物理化学の知識があれば十分です。

日本包装技術協会が運営する「包装管理士」という資格があって、この資格を持っていると、さらに信頼性が上がります。

公益社団法人 日本包装技術協会ウェブサイト

各コースを選定し講義を受け、学科及び実施試験を経て資格が与えられるというものです。

ただ、基本的にこれはパッケージ業界に既に勤めている人が対象になりますので、今からパッケージングエンジニアを目指す人は特に考えなくても大丈夫です。

✅何をすれば就職や転職に有利?

約30年間パッケージングエンジニアを経験してきた僕から、
パッケージングエンジニアを目指そうとしている人、興味がある人にアドバイスです。

1. イラストレーターを学ぶ
2. 3D-CADを触ってみる
3. いろんなパッケージを分解してみる

パッケージングエンジニアとして就職、転職を考えている人はまずこの3つをやってみることをおすすめします。

1. イラストレーターを学ぶ

イラストレーターを触ったことがない人からしてみれば結構ハードルが高いと感じると思いますが、何も心配いりません。
そんなに高度な機能を使えるようになる必要はなく、YouTubeで紹介されているような初心者向けのトレーニングレベルで十分です。
パッケージには印刷が施されるものが多数ですが、パッケージエンジニアは印刷データの取り扱いを必要とする場面があります。
そのときに、イラストレーターの操作が全くできなくても問題ないのですが、自分で操作ができると思わぬ仕様違いなどを見抜くことができたりして、有利なことが多かったりします。

2. 3D-CADを触ってみる

3D-CADを使えると、かなり就職や転職に有利になります。とはいえ、なかなかハードルが高いと思います。なので、[習得する]というよりは、[触れてみる]というレベルで良いかと思います。これもフリーソフトをダウンロードしてYouTubeトレーニングができたりするので、おすすめです。

パッケージングエンジニアを目指すなら、3D-CADはどのソフトがいいの?

✅どれでも良いです。

3D-CADソフトはどれも基本構成は同じといってもいいので、どれかのソフト操作を一度覚えてしまえば、そのあとソフトが変わってもすぐ習得できてしまいますので、問題ないです。

3. いろんなパッケージを分解してみる

これは今からでもできると思います。興味のあるパッケージを細かく分解してみて、どのような部材で構成されているか、どのような構造をしているのかをじっくり見てみることをおすすめします。
自分で分解すると、[へー]の連続になると思います。
特に小型家電製品の緩衝材などが良いと思います。段ボールのシートから複雑に組み立てられていて、実によく考え抜かれた設計がされていることが多いです。
パズルみたいな構造で、経験がない人でもその構造の凄さが理解できると思います。

いかがでしたでしょうか。今回は「パッケージングエンジニアを目指すなら何をすればいい?」というお題で、パッケージエンジニアというお仕事の紹介とこれから就職・転職を
目指す人向けの記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。

ツイッターでは日頃パッケージに関する情報を発信しています。
パッケージに関わるお仕事をされている方に対して有益な情報となっているかと思います。
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